ABC検診(胃がんリスク検診)について

いきなり胃カメラはこわいけど、胃がんも心配という方は、ABC検診(胃がんリスク検診)をご検討ください。
胃がんリスク検診とは、血液検査で「ピロリ菌抗体」「ペプシノーゲン」という項目を調べ、胃がんの発生しやすさを推定するものです。(胃がんの有無を調べる検診ではありません)

胃がんリスク検診の料金は3000円です。(自費診療となります)

※ABC検診の際に絶食は必要ありません。
※料金には検査後の結果説明も含まれております。

ABC検診の判定について

検診結果が出るのに約2週間かかります。結果によりA~Dに分類します。

判定 区分 ピロリ菌抗体 ペプシノーゲン 年あたり胃がん発生率
正常  陰性   陰性  ほぼゼロ
異常  陽性   陰性  約1000人に1人
異常  陽性   陽性  約400人に1人
異常  陰性   陽性  約80人に1人

A:健康的な胃粘膜です。胃の病気になる危険性は低いと考えられますが、皆無ではありません。症状のある時や健診で異常を指摘された時、または5年に一度程度の胃内視鏡検査をお勧めします。

B:胃潰瘍などの病気の危険性があります。胃がんが発生する可能性もあります。1~3年ごとの胃内視鏡検査をお勧めします。

C、D:萎縮性胃炎になっている胃粘膜で、胃がんなどの病気になりやすい危険なタイプです。定期的な内視鏡検査による経過観察が必要です。胃がんは、早期発見すれば内視鏡での治療も可能です。

ABC検診が対象とならない場合について

以下の場合はABC検診の対象となりません。

1). 明らかな上部消化器症状があり、胃や十二指腸の病気が疑われる方は、保険診療の対象です。
2). 食道、胃、十二指腸疾患で治療中の方は、保険治療の対象です。
3). 胃酸分泌抑制薬、とくにプロトンポンプ阻害薬を服用中、または2カ月前以内に服用していた方は、ペプシノゲン値が高く、陰性に出る場合があります。
4). 胃を切除した方は、ペプシノゲン値が低く、陽性に出る場合があります。
5). 腎不全(目安:血清クレアチニン値が3mg/dL 以上)の方は、ペプシノゲン値が高く、陰性に出る場合があります。
6).ピロリ菌除菌後の方は見かけ上、正常と判断されることがありますが、未感染のA群とは全く異なります。

 

ピロリ菌の除菌治療についてはこちらをご覧ください。