肝臓の病気について

肝臓とは、右腹部にある大きな臓器で、人体に必要な物質やエネルギーを合成、貯蔵したり、不要なものを解毒したりする化学工場のようなところです。肝臓は「沈黙の臓器」とよばれ、悪くなった場合でも自覚症状が出にくいといわれています。

肝臓の病気には、①急性肝機能障害(アルコール性、ウィルス性、薬剤性など)②慢性肝炎(ウィルス性肝炎、脂肪性肝炎、自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変など)③脂肪肝(アルコール性、非アルコール性)④肝腫瘍(肝がん、肝血管腫など)⑤肝硬変、などがあげられます。

肝硬変とは、ウィルス性肝炎など肝臓の炎症がかなり長期間続いた場合に、肝臓が硬く変性してしまった状態をさします。肝硬変が進むと最終的には肝不全といって、腹水や黄疸などの症状が出現します。そのほか食道静脈瘤や肝細胞がんといった病気もおこりやすくなります。

当院では肝臓の病気の診断、肝臓の状態把握を行い、状態に応じた治療を行います。肝がんやB型肝炎、自己免疫性肝炎など、病気の内容やその状態によっては、さらなる検査や治療のために、病院を紹介させていただくことがございます。

こわい脂肪肝 ~ 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

アルコールも飲まないのに、肝臓の数値が悪いといわれる方もおられると思います。ウィルスや膠原病の要素がなく「脂肪肝」と言われた場合、一部の脂肪肝は「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」といって、知らないうちに肝硬変、肝がんに移行する「こわい脂肪肝」である場合があります。
健診などで肝臓がわるいと言われた方で、数値が思いのほか悪化している、原因がよくわからないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

腹部超音波検査について

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超音波(エコー)検査は被爆もなく、繰り返し行えることが特長です。
腹部超音波検査では、主に肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓の検査を行います。
特に肝臓病の診断において、肝臓のかたち、腫れ具合、腫瘍の有無を調べるのに不可欠な検査です。
弱点はガスの存在する臓器(胃腸)の観察ができないことです。
絶食でご来院いただければ、即日検査可能です。