【胃カメラの方法について】
経鼻法、鎮静法に対応いたします。
【1】鼻から・・・検査後すぐに仕事や運転をされる方におすすめです
【2】鎮静(麻酔)下に口から・・・検査がこわい、以前つらい思いをしたことがある方などにおすすめです
【3】口から・・・準備時間が短く、トータルの検査時間も短いです
【使用機器】
当院ではオリンパス社製の直径5.4ミリの細径カメラを用いて検査を行います。
食道、胃、十二指腸(前半)の観察が可能です。
細径ですが、鉗子口を備えており、組織検査(生検)が可能です。
【経鼻内視鏡について】
当院で胃カメラを受けられる方の約35%がこの方法を選択されます。
【経鼻内視鏡のイメージ】
【経鼻内視鏡の長所】
①吐き気が少ないです(舌根部、舌の奥をカメラが押しつけないため)
②検査中に会話ができます
【経鼻内視鏡の短所】
①鼻のご病気(花粉症、鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープなど)がある場合、
カメラが鼻を通過できない場合があったり、検査後に鼻から出血する場合があります。
(前者だと経口挿入に経路変更をします。後者の場合は鼻腔内に血管収縮剤を噴霧し止血をはかります)
②口からのカメラに比べ、鼻の麻酔や検査時間が少々長くかかり、やや煩雑です。
といったことがあげられます。
検査の不安や苦痛をできる限りなくせるよう心がけております。ささいなことでもお気軽にご相談ください。
【鎮静下内視鏡について】
当院で胃カメラを受けられる約60%がこの方法を選択されます。
点滴を行い、ドルミカム(ミダゾラム)という鎮静剤を用いて、鎮静下で検査を行います。
【鎮静下内視鏡の長所】
①検査中のことを覚えていないため、苦痛を感じない方がほとんどです。
②吐き気が少なくなります。(お薬の効果でのどの緊張が和らぐため)
③とにかく検査が怖い人に適しています。
【鎮静下内視鏡の短所】
①お薬の影響で血圧が低下したり、呼吸が浅くなることがあります。
全身状態をチェックしながら慎重に検査を行いますが、
特に小柄な方やお年を召された方はお薬の効きが良すぎる場合があり、
検査後なかなか目が覚めない、検査後ふらつきが残ることがあります。
②検査後も点滴を行い、お薬から覚めてくるまで院内でお休みいただきますので、
鼻からに比べ時間がかかります。
③鎮静剤を用いた場合、検査当日は車や自転車の運転はできません。
④鎮静剤の効き具合は個人差があるため、アルコールをよく飲まれる方は、
効きが悪いことがあります。
⑤お薬の作用で、検査前から検査後のことを忘れてしまうことがあります。
【胃カメラ検査でわかること】
食道、胃、十二指腸を内側から観察します。
消化管の内面(表面)を粘膜と言いますが、粘膜の状態を観察し、正常か異常かを判断します。
目視にてがんなど悪性の可能性があるか、炎症があるか、ピロリ菌が存在しそうかどうか、などを判断します。
異常のある場合は粘膜の一部を採取(生検といいます)し、顕微鏡で観察する検査(病理検査といいます)に提出する場合があります。
【胃カメラ写真】
【正常の胃】
【胃カメラ検査実績】
年間300件以上行っております。
院長は約15000件の胃カメラ検査経験がございます。